みなさんは「盲腸」という病気を聞いたことがありますか?

もしかしたら「知り合いが盲腸で手術をしたよ~」という人もいるかもしれません。
実は私も前日盲腸にかかり、入院と手術を経験しました。

そんな身近な盲腸ですが、実際にかかるとどうなるのか?どんな手術をするのか?入院期間は?費用は?など詳しいことは知らない人も多いと思います。

そこで今回は、筆者の実体験や当時お医者さんから聞いた話をもとに、盲腸について説明していきたいと思います。

盲腸とは?症状は?

そもそも盲腸とは、大腸と小腸の境目にある臓器である「盲腸」の、その先っちょにくっついている「虫垂」という臓器に炎症がおこる病気をいいます。

虫垂で起こる病気のため正確には「虫垂炎」と呼ばれます。(一般には盲腸と呼ばれることが多いので、この記事でも盲腸と呼ぶことにしています)

盲腸になると、右下腹部の痛みや吐き気、嘔吐、発熱といった症状があるとされています。

私の場合、はじめ下腹部に痛みがあり、徐々に痛みが右下腹部に集中していった感じです。特に歩くと激痛が起こり、普通に歩くことができなくなるくらいでした。他にはおなかの張り感、便秘、発熱が起きましたが、吐き気や嘔吐はありませんでした。

盲腸の治療法には、投薬と手術の2つがあるようです。また場合によっては、入院せず通院で治療することもあるようです。

私がお医者さんから提案された選択肢は、「通院しながら投薬治療」「入院して投薬治療」「入院して手術」の3つ。それぞれ以下のような違いがあるとのことでした。

通院しながら投薬治療:確実に治るとはいえず悪化の可能性もある。治療期間は比較的長期。再発のリスクあり。
入院して投薬治療:ほぼ確実に治り、治療期間は比較的長期。再発のリスクあり。
入院して手術:ほぼ確実に治り、治療期間は比較的短期。手術をするので腹部に傷が残る。虫垂を切り取るので再発はなし。

再発のリスクについては、正確な数字かは不明ですが看護師さん曰く50%くらいとのことです。

私は、お医者さんといろいろと相談した結果「入院して手術」を選びました。

入院・手術は?

入院期間は10日間、手術は3日目に行いました。

手術の内容は虫垂を切り取るというものです。

多くの場合、腹腔鏡手術といって2か所ほどお腹に穴をあけて行うようです。この場合、お腹の傷は小さい点のような傷ができる程度です。

私の場合は少し症状が進んでいたため、4~5cmくらいお腹を切って行う開腹手術を選びました。症状が進んでいると虫垂が周辺の組織に癒着することがあるようで、これをはがすためには開腹の必要があるということです。

手術の時間はだいたい3時間でした。症状が軽いともっと短いようです。

入院期間中は基本的に病室で安静にして過ごします。1日に数回看護師さんが来るほか手術前はいくつか検査もありましたが、それ以外は特にすることはありません。痛みが気にならなければゆっくり自分の時間が過ごせます。

また入院してから手術後3日くらいまで食事はなしです。

手術後4日目から食事をはじめ、お腹の動きが通常通りに戻ったことを確認し退院となりました。

ちなみに、入院にあたって必要なものはほとんど病院が貸し出してくれました。衣類、タオル、歯ブラシ、ティッシュ、ウェットティッシュなどです。日額400円くらいかかりましたがほとんど手ぶら状態で入院生活が送れたためとても助かりました。

費用はどれくらい?

入院、手術含めて費用の自己負担は10万円程度でした。

保険証を持っている人は「高額療養費制度」という制度を利用することで1月の医療費負担がおおよそ8~9万円に収まるようになっているので、盲腸にかかった場合の自己負担はだいたいそれくらいとみてよいと思います。私も高額療養費制度を利用したのですが、入院期間が月をまたいだためにトータル10万円くらいになった形です。

費用については病院に相談すると詳しく教えてくれるので、不安であればお聞きすることをお勧めします。

ちなみに、病室を個室にした場合は追加費用になりますが、これは高額療養費制度の対象外となるため注意が必要です。

退院後は?

退院後の生活について制限は特にありませんでした。強いて言えば、過度な飲酒や入浴は数日控えたほうがよいと言われたくらいでした。

しばらくは傷口の痛みがあるため、体を動かすお仕事は難しいかもしれませんが、デスクワークの方であれば比較的早くに仕事復帰できるかと思います。

さいごに

盲腸は幸いなことに治る病気ですが、実際に罹ると不安な点もあるかと思います。

今回の記事では、私自身の体験を踏まえなるべくリアルな情報をお伝えしました。みなさんやみなさんのご家族が罹った際の参考になれば幸いです。

※本記事はあくまで患者としての経験から得た情報をお伝えしております。必ずしも正確でない場合がありますので、特に症状や治療法についてはお医者さんからお話を聞いて判断するようにしてください。